変化の激しい現在に最適なソフトウェア開発のプロセスを作り、
ビジネス価値の高いソフトウェアをリリースする”ものづくり“、
自律的に改善できる”チームづくり“、
変化に適応する”組織づくり”のお手伝いをします
概要
短納期化、変化への適応、品質やビジネス価値の高いソフトウェアのリリースが求められている状況は、ますます増えつつあります。このような状況の中では、すべてを最初に決めて、後戻りのないように進めていく従来の手法では対応することが困難です。
変化に適応しつつ、価値を提供し続けるためには、変化を当然と受入れた上で、迅速に対応する考え方への移行、そして行動の実践が必要です。また日々の状況の変化の中から、様々なことを学習しながら、それぞれの人の力を最大限に発揮していくことが重要になります。
このような状況の中でお客様に満足頂けるソフトウェアを届けるためにはどうすればよいでしょうか?そのひとつの答えがアジャイル開発プロセスです。
アジャイル開発
アジャイル開発プロセスを適用するにあたっては、3つの視点でソフトウェア開発を捉えることが重要です。
まずひとつは、技術という視点。次にその結果として作りあげる製品という視点。そして最後に携わる人という視点です。
アジャイル開発プロセスを用いることで、技術とプロセス、そして人を育て、最適な価値と品質のあるソフトウェアのリリースを実現するために、課題ヒアリン
グ、適用計画の立案、技術指導、集合教育といった様々な方法をもって支援いたします。
我々は、このアジャイル開発を2000年頃より研究、実践、そして教育を行い続けてきました。豊富な経験を元に提供するサービスをご紹介いたします。
アジャイル開発プロセスとは?
2000年頃から、ソフトウェア開発の業界の中で、XP(エスクトリームプログラミング)、Scrum(スクラム)、というアジャイル開発プロセスという言葉が聞かれるようになりました。元々アジャイル(Agile)とは「機敏な」「いきいきとした」という意味を持つ単語です。アジャイル開発プロセスは主に4つの利点を挙げることができます。
- 価値の高い動作するソフトウェアを顧客が手にすることができる
優先順位付けされた要求一覧を小さい単位で提供する - 顧客のニーズの変化に適応できる
優先順位や仕様変更に適応する - 開発者と顧客が一体となってソフトウェアを作りあげることができる
密なコミュニケーションによる信頼関係づくり - 継続的なプロセス改善によって継続的な品質を向上を実現できる
定期的な改善プロセスが含まれている
これらの利点は、「アジャイルソフトウェア開発宣言」というマニフェストに含まれる価値(大事にする考え方)、原則(守るべきルール)の元で、様々な実践、改善を行い実現します。
具体的な支援について
アジャイル開発プロセスは、顧客に価値を与える動作するソフトウェアをリリースすることを目的とします。そのためには以下のような活動を行っていきます。
- 少人数で構成された自律的な開発チームづくり
- 製品に対する責任者(プロダクトオーナー)の配置と支援
- 1週間〜1ヶ月での細かなソフトウェアのリリース
- 1〜2週間単位に期間を区切った継続的な計画づくり
- 毎日の作業状況を共有しあうスタンドアップミーティング
- 1週間単位でのプロセスの改善活動(ふりかえり)
- 実際の作業の進行状況や問題のガラス張りな透明性の実現
- 開発と設計、テストを同時に進めることで品質を作りこむテスト駆動開発
その他多くの活動を、お客様の組織文化や抱えている問題に応じて柔軟に選択適用し、コンサルタントの指導、支援のもと実施していきます。
また、海外で多くの実績のあるスクラム(SCRUM)をスタートラインとしてアジャイル開発プロセスに取り組むこともお勧めします。
対象となるお客様
アジャイル開発プロセスは、このような問題を抱えているお客様に特に有効です。
- 不確定要素が多く、とにかく決まったところからモノ作りをしながら進めたい
- 開発側と協力し合って一緒にソフトウェア開発をしたい
- 決められた納期に品質の高いソフトウェアを提供したい
- 何年にも渡ってソフトウェアをメンテナンスしていきたい
- 現場がいきいきと開発に取り組むようにしていきたい
また、アジャイル開発プロセスは、適応するチームや組織の人々が既にもっている考え方と対立するケースが多々あります。我々はそういった文化的衝突を解消し、スムーズな導入のお手伝いをいたします。

アジャイル開発講演資料
- 『アジャイル開発の始め方』(SlideShare)
- 『アジャイル開発の進め方 ~なぜ、アジャイル開発はそのように進めるのか~』(SlideShare)
- 『ETの開発現場でのアジャイル(開発)の始め方 ~アジャイル(開発)を始めるヒントとなる3つの事例紹介~』(SlideShare)