┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ E S M ニュース 2012/01/05 第15号 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◇ Contents ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ ┃◆【連載】人材育成、講師の視点から[11] ┃ ~開発支援ツールの浸透のさせ方~ ┃◆【ご案内】開発チームのコラボレーション力をアップする、 ┃ 実践ワークショップ(1/18) ┃ ~アトラシアン製品のツールチェーンを使って~ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂 いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を 参考に解除依頼をお送りください。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ 【連載】人材育成、講師の視点から[11] ~開発支援ツールの浸透のさせ方~ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ こんにちは、天野勝です。 私は、コンサルタントという職業柄、人にものを教える「講師」という仕事を する機会が多いです。現場カイゼンの導入教育や、C言語でのテスト駆動開発 と、かなり多岐に渡っています。 この連載では「講師」をしていて気づいたことを私の視点で発信していきます。 ここ最近、開発支援ツールの使い方の研修をして来ました。 この中で気がついたことを紹介します。 ■現場のルールがないと使われなくなる 構成管理ツールや、ソースコードのレビューツールなどのソフトウェア開発ツー ルは、とても便利だと思うのですが、実際の現場を見てみると、なかなか浸透 していないというのが現状です。 これらのツールには無料のものも、有料のものもありますが、どちらにも関わ らず、浸透している現場はそう多くありません。 しかし、日常の業務の一部として定着している現場があるのも事実です。 これらの現場を比較すると、大きな違いは「現場のルール」があるかないかと いうことだということに気がつきました。 「現場のルール」とは、現場でみんなが合意している、現場に適したルールと いう意味を含んでいます。 ツールを導入する際のよくある光景として、「便利だから、とりあえず使って みて」と言われて使い始めることはないでしょうか? しかし、そのツールで解決できることが、実際に困っているという問題にマッ チしないと、ちょっと使ってはもらえるでしょうが、その後はほとんど使われ なくなってしまいます。 推進組織が全社展開で説明をする時には、多様な現場の人を集めての説明とな るので、どうしてもツールの機能を中心的に取り上げるため、ツールの機能は 知っていても、現場のルールまで考慮した使い方が分からないという状況になっ てしまいがちです。 まずは、ツールの利用目的を明確にすることが肝要です。解決したい課題を洗 い出し、その課題に対してツールが解決策となるか考えてみましょう。その次 に、ツールの機能の詳細を理解して、自分たちのプロジェクトに適した使い方 ができるようになりましょう。 ■開発ツールの浸透させるためのチェックリスト 開発ツールを浸透させるために最低限気をつけておくべきことをチェックリス トの形式でまとめてみました。推進組織が推奨するツールを、現場のプロジェ クトに適用していくことを前提としています。 ◇現場編 □ツールで解決したい課題が、現場のメンバーで共有されているか? □ツールを導入する理由について、現場のメンバーで話し合ったか? □全面導入に先立ち、ツールの試行期間を設けたか? □全面導入に先立ち、ツールの利用ルールを利用者主体で決めたか? □ツールの利用ルールの改善について話し合う機会を決めたか? ◇推進組織編 □現場と信頼関係ができているか? □現場が不要と思っているものを、強引に導入しようとしていないか? □対象ツールに精通しているか? もしくは質問できる先はあるか? □関連ツールとの連携について精通しているか? □現場でたまったノウハウを共有する場を持っているか? ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ 【ご案内】開発チームのコラボレーション力をアップする、 実践ワークショップ(1/18) ~アトラシアン製品のツールチェーンを使って~ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ 好評につき、2011年11月30日に実施したセミナーを、再度行うことにいたしま した。前回、ご都合が合わなかった人は是非お申込みください。 大規模システム開発では、ツールの存在が必須となっています。 近年、ビジネスのスピード化とグローバル化は急速に進み、業種を問わずコス トダウンが求められるようになりました。このような外部環境変化に対応し、 ツールの見直しや最適化を行う企業も増えてきました。 今回は、システム開発に適したツールが整えられていない、もしくは整えられ ていても活用しきれていない、というIT企業を対象に、適切なツールと効果的 な活用方法を提供することで、開発チーム内のコラボレーションを促進するこ とを狙っています。 アトラシアン製品(JIRA/GreenHopper、Confluence、BitBucket(Git、Mercurial 対応)、Fisheye/Crusible)を中心とした開発支援ツールを組み合わせて、チー ム開発の中でどのように使えるのかを理解して頂きます。 また、アトラシアン製品のツールチェーンをご紹介します。各ツール、および ツール連携させることで得られるメリットを理解して頂きます。 日 時:2012年1月18日(水) 14:00~17:00(13:45~ 開場) 場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社 会議室 定 員:10名 参加費:無料(事前申込制) 対 象:これからアトラシアン製品を導入する方 導入を検討されている方(PM、リーダー、メンバー対象) ハンズオン形式(PCを1人1台使います) ※本セミナーはPCを使用します。 ※6台はご用意しております。先着順となります。 ※可能な方は、ご自身のPCを持ち込んで下さい。 ▼プログラム セッション(1) 「開発チームのコラボレーション力をアップする、実践ワークショップ ~アトラシアン製品のツールチェーンを使って~」 株式会社永和システムマネジメント 天野 勝 セッション(2) 「アトラシアン製品のツールチェーンと最新リリース状況」 リックソフト株式会社 大貫 浩 ▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓ https://sec.tky.esm.co.jp/2012/01/05/private_seminar25 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ 私たちのホームページ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ 『コンサルティングセンター』 https://sec.tky.esm.co.jp/ システム開発に潜むムダを取り除き、システム開発に関わる全ての人が適正 な価値を持続的に得られるよう、支援します。コンサルティング領域や、セ ミナーのご案内などを掲載しています。 『Ruby x Agile』 http://ruby.agile.esm.co.jp/ Rubyやアジャイル開発に関する最新のトピックスや活動実績を紹介していま す。現場のメンバーのブログも掲載しています。 『永和流プロジェクト運営術』 http://agile.esm.co.jp/scrum/ プロジェクト運営に関して私たちが提供しているサービスを紹介しています。 スクラムという開発手法の解説も掲載しています。 『永和システムマネジメント 組込みグループ』 http://et.esm.co.jp/site/ オブジェクト指向やアジャイルといった永和の強みをETの現場でも活用すべ く活動中です。メンバーのブログやETロボコン関連のコンテンツも掲載中です。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇ ◆ ご意見・ご感想は、このメールに返信ください。 ◆ 配信解除は件名「配信解除」にてこのメールに返信ください。 アドレス変更は件名「アドレス変更」、本文に配信希望メールアドレスを 記載の上、このメールに返信ください。 ◆ 免責事項・個人情報保護方針はコチラを参照ください。 http://www.esm.co.jp/company/approach/approach_privacy.html ◆ 発行:株式会社永和システムマネジメント 〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F http://www.esm.co.jp/ Copyright (c)2012 Eiwa System Management, Inc. All Rights Reserved.