メールマガジン(2010/03/17 第9号)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
                                   
        ESMコンサルティングセンター News           
                         2010/03/17  第9号 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

◇ Contents ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
┃◆【連載】人材育成、講師の視点から[3]
┃◆【ご案内】プライベートセミナーを開催します(4/22)
┃ 『保守コストを爆発させない考え方・作り方』
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【連載】人材育成、講師の視点から[3]
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

こんにちは、天野勝です。
私は、コンサルタントという職業柄、人にものを教える「講師」という仕事を
することが多いです。現場カイゼンの導入教育や、C言語でのテスト駆動開発
と、かなり多岐に渡っています。

この連載では「講師」をしていて気づいたことを私の視点で発信していきます。

■アジャイル開発は特別か?
XPが書籍として紹介されてから約10年が経ち、アジャイル開発が広く適用され
るようになってきました。おかげで、アジャイル開発について教えて欲しいと
セミナーの依頼も増えてきています。
そこで出る質問にある一定の傾向があります。アジャイル開発は特別なのかと
いう類の質問です。
XPアンギャ[*1]をはじめ10年近くアジャイル開発に関連するセミナーを行って
いる私の感覚では、そう特別なことを行っている感じはないのです。
要件定義もしますし、設計もテストも行います。それぞれは、ソフトウェア開
発に必要な活動です。

■現場で混乱が起こる理由
しかし、アジャイル開発は特別ではないといっても、実際に現場に適用すると
混乱が起こることがあります。これは、アジャイル開発の多くが、開発者視点
で語られていること、さらにスキルセットがそろっていないメンバーでチーム
を構成することに起因しているからだろうと考えています。
アジャイルチームの特徴として、チームで要件定義からテストまでを担当する
というのがあります。なかなか最初からスキルがそろったメンバーでチーム構
成するのは難しいものです。育成のループがアジャイル開発には組み込まれて
いますが、いきなり成長することはありません。テストの自動化に手をつけて
も、スキルがあまり高くない状態では、技術的負債が積まれていってしまい、
しばらくしてから自分達の品質や生産性の足かせになってしまうこともありま
す。リファクタリングをすればよいのですが、それなりのコストは覚悟する必
要があります。
また、テストに関するスキルが不足していれば、せっかく作ったテストケース
も役に立たないということもあるでしょう。
さらに、チームに自律性を持たせて、指示待ちの受け身な仕事の仕方ではく、
主体性を持って積極的に仕事をしていくというのも、これに拍車をかけます。
積極的に仕事をするというのは理想的な仕事の進め方なので問題ないのですが、
チームの活動に介入しにくくなるというのが問題です。自主性に任せてチーム
が気づくまで待つという方針は誤りではありませんが、有効な場面とそうでは
ない場面があることを理解して上で使う必要があると考えています。自分達が
知らないこということすら知らない状態では、ある課題に対して良い解決策が
あったとしても、その解決策に達するのに時間がかかるか、そもそも使えない
のです。新しいやり方に馴染みやすいだろうという配慮から、若手のメンバー
でチームを構成するとこのような理由から、混乱が起きてしまう確率がぐっと
上がってしまいます。
また、繰り返し型の開発ゆえの落とし穴として、これまでうまくいっていたと
思うことを、そのまま続けて思考停止状態になっていることもあります。課題
があることに気が付ければ、改善できるのですが、そもそもその課題にすら気
づけない状態というのがあるのです。

■どうすれば混乱を減らせるか
私自身が講師の立場というのもありますが、必要な教育を受けることが一つの
解決策であることは確かです。あまりにも当たり前の事過ぎて、拍子抜けして
しまったかもしれません。しかし、これまでのアジャイル開発を教えてきた経
験では、アジャイル開発の前にソフトウェア開発の基礎知識が必要だと感じて
います。
ソフトウェア開発の基礎知識には、要件定義から、テスト、運用までに多岐に
渡ったものです。いわゆる、「ソフトウェア開発ライフサイクル」に含まれる
範囲です。それぞれを深いところまで学ぶ必要はありません。まずは、広く浅
く学び、今どのような課題があるかについて気づけるようになるレベルまで学
ぶ必要があると考えています。

[*1] XPアンギャ http://ObjectClub.jp/event/angya/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【ご案内】プライベートセミナーを開催します(4/22)
 『保守コストを爆発させない考え方・作り方』
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

SDLC(Software Development Life Cycle)とは、企業における企業情報システム
開発全体をカバーする考え方です。

顧客が満足する情報システムを開発するためには、
 ・現行業務あるいは、あるべき姿の業務を捉えること
 ・捉えた業務をシステム開発に落とし込むこと
が必要です。更には、作られたシステムを導入し業務設計にフィードバックを
かけることで、更なる業務の改善サイクルをまわしていきます。この業務設計
を行う役割として、「業務アーキテクト」を提案しています。

株式会社永和システムマネジメントと株式会社アークシステム両社のノウハウ
を融合し、業務を捉え、システムに落とし込むことを支援する、サービスパッ
ケージ(プロセス、フレームワーク、技法、ツール、教育コンテンツ)を提供し
ます。

本セミナーでは、業務設計されたモデルがどのようにシステムに落ちていくか
の流れをデモも交えながら勘所をご紹介します。

『保守コストを爆発させない考え方・作り方
  ~ソフトウェア開発ライフサイクルの実現方法~』
 日 時:2010年4月22日(木) 13:50~(13:30~開場)
 場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社(上野、御徒町)
 参加費:無料(事前申込制)

▼プログラム
1.ソフトウェア開発ライフサイクルの概観
2.業務モデルの実装方法(仮)
3.業務アーキテクトの責務と効用
4.SDLCにおける astah* の活用方法
5.質疑応答、個別相談

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/03/16/private_seminar7/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
◆  ご意見・ご感想は、このメールに返信ください。
◆  配信解除は件名「配信解除」にてこのメールに返信ください。
    アドレス変更は件名「アドレス変更」、本文に配信希望メールアドレスを
    記載の上、このメールに返信ください。
◆  免責事項・個人情報保護方針はコチラを参照ください。
    http://www.esm.co.jp/terms/index.html
◆  発行:株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター
    〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F
    https://sec.tky.esm.co.jp/
Copyright (c)2010 Eiwa System Management, Inc. All Rights Reserved.

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中