メールマガジン(2010/09/30 第5号)

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              E S M ニュース              
                         2010/09/30  第5号 
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◇ Contents ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
┃◆【連載】人材育成、講師の視点から[5]
┃   ~アジャイル開発をはじめるには~
┃◆【ご案内】プライベートセミナーを開催します(10/28)
┃  『企業価値につなげるアジャイル開発
┃    ~成功事例に学ぶアジャイルなプロダクト開発のヒント』
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このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

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 【連載】人材育成、講師の視点から[5]
  ~アジャイル開発をはじめるには~
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こんにちは、天野勝です。
私は、コンサルタントという職業柄、人にものを教える「講師」という仕事を
することが多いです。現場カイゼンの導入教育や、C言語でのテスト駆動開発
と、かなり多岐に渡っています。
この連載では「講師」をしていて気づいたことを私の視点で発信していきます。

■アジャイル開発の受け止め方のいろいろ
アジャイル開発プロセスの研修を行った後に感想をお聞きすると、受講された
方の意見は大きく以下の3つに分かれます。
 (1)まったく同じようにはできないけど、試してみる
 (2)これまで自分たちがやっていたことと何が違うのか
 (3)自分たちの所では無理だ、できない
なぜこのような反応になるのか、検討してみました。

◇「まったく同じようにはできないけど、試してみる」という反応
このような感想をおっしゃる方の特徴は、自分から率先して受講しています。
研修を受けて、何かしら持ち帰らなくてはならないという想いを持っています
ので、当然ながら前向きな感想になります。
さらに、開発現場に近い人と、経営層に近い役職で複数のプロジェクトを持っ
ている方もこのような感想を持ちやすいです。現場に近い人というのは、自分
がその当事者なので、できるところから少し取り入れてみて、少しでも自分が
楽になりたいというのがその要因となるようです。
経営層に近く複数のプロジェクトを持っている人は、アジャイル開発を試行さ
せるのにふさわしいプロジェクトがあり、それで試してみて、プロジェクトの
利益率を向上させたり、人財として成長させたりしたいという思いがあるよう
です。

◇「これまで自分たちがやっていたことと何が違うのか」という反応
このような感想は、情報システム部門の方や、製品としてのソフトウェアを作っ
ている方たちに多い特徴です。自社の中に要件を決める仕様ホルダーがいます。
要件を持っている委託元と、開発を行う委託先という会社間の関係を持たない
ため、その間にはWin-LoseやLose-Loseとなってしまうような契約がないのが
特徴です。プロジェクト体制ではなく、組織として開発し続けているというイ
メージでしょうか。このような組織は、ソフトウェアを作ること自体よりも、
売ることや、事業の基盤として価値があるかに重きを置いているようです。

◇「自分たちの所では無理だ、できない」という反応
講師としては一番うれしくない、この感想を持つのは2次請け以降のプロジェク
トに係わっている方たちが多いようです。すべての2次請け以降のプロジェクト
がそうであるわけではないですが、「仕様ホルダーと直接話せない」「提案し
ても1次請けのところでつぶされてしまう」などの政治的な悩みがあるようです。
このような政治的な悩みに関しては、私が担当する研修で直接的なヒントを得
ていただくのは難しいのですが、仕様ホルダー側にアジャイル開発のうれしさ
と、それにともなう大変さを知っていただくようにアプローチしてくださいと
お伝えしています。

■アジャイル開発は信頼関係の上に成り立つ
アジャイル開発は開発規模が大きいとできないなどと言われますが、上記の受
講者の反応から見る限りは、規模そのものが課題なのではなく、ソフトウェア
開発に係わる利害関係者の協力関係や、信頼関係が大きなウェイトを占めてい
るように感じています。

アジャイル開発をこれから始めてみたいと思っている方は多いと思います。ま
ずは研修などである程度の知識を得てください。研修で聞いたことがそのまま
現場に適用できることはないでしょうから、現場で試せるものから試して、い
ろいろと工夫をしてみてください。このように進めるのが理想の導入アプロー
チのひとつです。しかしながら、そう簡単には試せない環境に置かれている方
がいらっしゃるのも事実です。その場合は、擬似体験として多くの事例などを
聞いて、頭の中でシミュレーションを行い、来るべき日に備えていただくとい
うのも、ひとつのアプローチです。

■まとめ
アジャイル開発の研修の受講者の反応から、アジャイル開発を現場に適用する
ときに、なにが課題なのかを検討してみました。
すべてに置いてアジャイル開発が有効ではありませんが、その効果を発揮する
場所はある程度理解されるようになってきました。しかし、現場で適用すると
なるとこれまでの関係を見直す必要があり、これが根深い課題として残ってし
まいます。これは、急に替えることは難しく、普段からの関係作りが改善のカ
ギとなります。

皆様がお仕事を進める際のヒントになれば幸いです。

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 【ご案内】プライベートセミナーを開催します(10/28)
 『企業価値につなげるアジャイル開発
   ~成功事例に学ぶアジャイルなプロダクト開発のヒント』
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アジャイルなプロダクト開発のヒントとして、『アジャイルな見積と計画作り』
の翻訳者である安井力が、ユーザー要求の捉え方をご紹介します。あいまいで
変化しやすい要求を、どのように捉えて開発に取り入れていくのかを紹介しま
す。
また、第2部では、アトラシアン様をお招きしてアジャイルなプロダクト開発の
事例をご紹介します。ユーザーニーズの捉え方、優先順位の付け方と、どのよ
うにそれを実現していくのかを、実際の事例を交えてご紹介します。
最後に、ご紹介したテクニックを交えながら、ワークショップから現場で使え
る気づきを得ていただきます。

『企業価値につなげるアジャイル開発
  ~成功事例に学ぶアジャイルなプロダクト開発のヒント』
 日 時:2010年10月28日(木) 13:45~17:30(13:30受付開始)
 場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社(上野、御徒町)
 参加費:無料(事前申込制)
 対 象:自社プロダクト・サービスの管理、企画、開発、販売に関わっていらっしゃる方
 ※ワークショップを行う関係上、人数に制限があります。

▼プログラム
1.『アジャイルな見積と計画作り』から学ぶユーザー要求の捉え方(仮)
2.世界が注目する、グローバルソフトウェア企業のユニークなアジャイル開発
  手法とは?
3.ユーザー要求の優先順位付けと合意形成ワークショップ

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/09/28/private_seminar13/

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  私たちのホームページ
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『コンサルティングセンター』 https://sec.tky.esm.co.jp/
 システム開発に潜むムダを取り除き、システム開発に関わる全ての人が適正
 な価値を持続的に得られるよう、支援します。コンサルティング領域や、セ
 ミナーのご案内などを掲載しています。

『Ruby x Agile』 http://ruby.agile.esm.co.jp/
 Rubyやアジャイル開発に関する最新のトピックスや活動実績を紹介していま
 す。現場のメンバーのブログも掲載しています。

『永和流プロジェクト運営術』 http://agile.esm.co.jp/scrum/
 プロジェクト運営に関して私たちが提供しているサービスを紹介しています。
 スクラムという開発手法の解説も掲載しています。

『永和システムマネジメント 組込みグループ』 http://et.esm.co.jp/site/
 オブジェクト指向やアジャイルといった永和の強みをETの現場でも活用すべ
 く活動中です。メンバーのブログやETロボコン関連のコンテンツも掲載中です。

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    〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F
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