メールマガジン(2010/11/11 第6号)

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E S M ニュース
2010/11/11  第6号
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◇ Contents ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
┃◆ アジャイルと契約
┃   ~発注者と開発者のあいだでのミッションとリスクの共有がポイント
┃◆【ご案内】プライベートセミナーを開催します(11/24)
┃  『アジャイルに適したまったく新しい契約形態での受託開発サービス
┃    トライアルの紹介』
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このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

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アジャイルと契約
~発注者と受注者のあいだでのミッションとリスクの共有がポイント
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こんにちは、木下史彦です。
「アジャイル」が盛り上がりを見せており、最近はいろいろな企業様にお声か
けいただいて、ご相談をお受けすることが多くなってきました。そのなかでよ
くお受けする質問のひとつとして「アジャイル開発で契約ってどうするんです
か?」というものがあります。
この記事では永和システムマネジメントのアジャイルプロジェクトで実際に採
用している契約パターンをご紹介します。

■ソフトウェア開発の契約
ソフトウェア開発に関する二者間の取引契約は、民法上の契約の区分で大きく
分けると請負と委任(正確には準委任)の2つがあります。
請負契約ではあらかじめ定めた成果物を完成することが目的であり、成果物に
対して対価が発生します。
一方、委任契約では知識や労働力といったサービスを提供することが目的であ
り、提供したサービスの割合(作業した時間など)に応じて対価が発生します。

■アジャイルでの契約
アジャイル開発ではスコープの変更を柔軟に行うことが特徴です。そういった
意味からも成果物の完成を目的とする請負契約では、あらかじめスコープを固
定する必要があるため、アジャイル開発には向いていないと言えます。
では、委任契約はアジャイル開発に向いているのでしょうか?アジャイル開発
は発注者と受注者がミッションとリスクを共有し、同じゴールを目指してプロ
ジェクトを進めていくのがポイントです。しかし、委任契約では発注者側のリ
スクが大きくなるという問題があります。

■永和システムマネジメントの事例
永和システムマネジメントでは、受託開発をアジャイルに進める上で、いろい
ろな契約上の工夫を行ってきました。そのいくつかを紹介します。

(1) 最小限のスコープを約束する請負契約
請負契約ですが、全体のスコープを契約段階では約束せずに、最小限(絶対必須)
のスコープを約束し、それ以外の部分は随時調整可能とする契約です。
全体像はぼんやりしているが、最低限作りたいものははっきりしている場合に
有効です。
最終的に最小限のスコープしかできなかった場合に、発注者にとって不利な契
約となるため、受注者が発注者から以下に信頼してもらえるかというのがポイ
ントになります。

(2) 機能毎の請負契約
請負契約ではシステム全体を一括で請け負う場合もありますし、開発フェーズ
毎に請け負うというケースもよくあります。
システム全体を一括で請け負う場合は、全体のスコープをあらかじめ固定する
必要があるため、開発初期段階で発注者側、受注者側ともに大きな負担をしい
るやりかたとなっていました。
一方、開発フェーズ毎に請け負うやり方は、フェーズ毎に成果物を残していく
必要があるため、不要なドキュメントが大量に生産されるという結果を招くこ
とが多いです。
そこで、永和システムマネジメントのいくつかのプロジェクトでは、機能毎に
請け負うというやり方をとっています。システム全体を0.5~3人月くらいの機
能に分割し、優先度の高いものから契約していきます。五月雨式に着手してい
きますので、複数の契約が同時に走ることもあります。

(3) 短期の準委任契約
最近、増えてきたのがこの契約形態です。1~3ヶ月の期間で準委任契約を結び
ます。初期開発がひととおり落ち着きメンテナンスフェーズに入ったプロジェ
クトで多く採用されています。
メンテナンスフェーズに入ったプロジェクトでは、随時上がってくるユーザー
からの要望に応えていく形になるため、たとえ1ヶ月でも成果物を明確に規定す
ることが難しいことが多いです。また、初期開発で発注者と受注者の信頼関係
ができているため、発注者からすると明確に成果物を規定しなくても1ヶ月あれ
ばこれくらいの対応はやってもらえるだろうと予想できる点も、準委任契約の
発注者側から見たリスクを減らすポイントとなっています。

■ミッションとリスクの共有がポイント
契約の問題があるから、アジャイル開発ができないという声をよく聞きます。
永和システムマネジメントでは、いろいろな工夫や試行錯誤を重ねて、課題を
克服してきました。
その中で一番実感したのでは、アジャイル開発は発注者と受注者がミッション
とリスクを共有し、同じゴールを目指してプロジェクトを進めていくことが重
要であり、これをいかに契約で表現するかがポイントであるということです。
また、どんな契約であってもお互いのミッションを理解しようとしなかったり、
リスクを一方に押しつけてしまうやり方ではうまくいかないということも痛感
しました。
これまでの経験と実績を踏まえて、さらなるチャレンジとして、永和システム
マネジメントは、2010年11月11日より、アジャイルに適したまったく新しい契
約形態での受託開発サービスのトライアルを開始いたしました。今後の展開に
も注目いただければ幸いです。

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【ご案内】プライベートセミナーを開催します(11/24)
『アジャイルに適したまったく新しい契約形態での受託開発サービス
トライアルの紹介』
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永和システムマネジメントは、2010年11月11日より、アジャイルに適したまっ
たく新しい契約形態での受託開発サービスのトライアルを開始しました。
これまでの受託開発における一括請負型の契約では納品時に費用を全額お支払
いいただくというビジネスモデルをとってきました。このサービスではこのビ
ジネスモデルから脱却し、開発したシステムを初期費用0円で提供します。その
後、お客さまにはサービス利用料という形で月々お支払いいただきます。

詳細は以下のサイトをご覧ください。

■新しい契約形態での受託開発サービスのサイト
http://www.esm.co.jp/trial/new-agile-contracts-service.html

このサービスのトライアル開始にあたりプライベートセミナーを開催します。
このサービスの提供責任者である木下史彦がサービスの紹介を行います。

『アジャイルに適したまったく新しい契約形態での受託開発サービス
トライアルの紹介』
日 時:2010年11月24日(水) 13:45~17:30(13:30受付開始)
場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社(上野、御徒町)
参加費:無料(事前申込制)
対 象:企業で情報システムの導入に携わっていらっしゃる方
※会場の都合上、人数に制限があります。

▼プログラム
1.アジャイルと契約
~アジャイルに適したまったく新しい契約形態での受託開発サービスの紹介
2.質疑応答
3.個別相談会

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/11/11/private_seminar14/

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私たちのホームページ
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『コンサルティングセンター』 https://sec.tky.esm.co.jp/
システム開発に潜むムダを取り除き、システム開発に関わる全ての人が適正
な価値を持続的に得られるよう、支援します。コンサルティング領域や、セ
ミナーのご案内などを掲載しています。

『Ruby x Agile』 http://ruby.agile.esm.co.jp/
Rubyやアジャイル開発に関する最新のトピックスや活動実績を紹介していま
す。現場のメンバーのブログも掲載しています。

『永和流プロジェクト運営術』 http://agile.esm.co.jp/scrum/
プロジェクト運営に関して私たちが提供しているサービスを紹介しています。
スクラムという開発手法の解説も掲載しています。

『永和システムマネジメント 組込みグループ』 http://et.esm.co.jp/site/
オブジェクト指向やアジャイルといった永和の強みをETの現場でも活用すべ
く活動中です。メンバーのブログやETロボコン関連のコンテンツも掲載中です。

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〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F
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