プライベートセミナー『保守コストを爆発させない考え方・作り方』(4/22)

【保守コストを爆発させない考え方・作り方
 ~ソフトウェア開発ライフサイクルの実現方法~】

SDLC(Software Development Life Cycle)とは、企業における企業情報システム開発全体をカバーする考え方です。

顧客が満足する情報システムを開発するためには、
・現行業務あるいは、あるべき姿の業務を捉えること
・捉えた業務をシステム開発に落とし込むこと
が必要です。更には、作られたシステムを導入し業務設計にフィードバックをかけることで、更なる業務の改善サイクルをまわしていきます。この業務設計を行う役割として、「業務アーキテクト」を提案しています。

株式会社永和システムマネジメントと株式会社アークシステム両社のノウハウを融合し、業務を捉え、システムに落とし込むことを支援するサービスパッケージ(プロセス、フレームワーク、技法、ツール、教育コンテンツ)を提供します。
本セミナーでは、業務設計されたモデルがどのようにシステムに落ちていくかの流れをデモも交えながら勘所をご紹介します。

【セミナータイトル】

保守コストを爆発させない考え方・作り方
~ソフトウェア開発ライフサイクルの実現方法~

【概要】

SDLC(Software Development Life Cycle)とは、企業における企業情報システム開発全体をカバーする考え方です。

顧客が満足する情報システムを開発するためには、
・現行業務あるいは、あるべき姿の業務を捉えること
・捉えた業務をシステム開発に落とし込むこと
が必要です。更には、作られたシステムを導入し業務設計にフィードバックをかけることで、更なる業務の改善サイクルをまわしていきます。この業務設計を行う役割として、「業務アーキテクト」を提案しています。

株式会社永和システムマネジメントと株式会社アークシステム両社のノウハウを融合し、業務を捉え、システムに落とし込むことを支援するサービスパッケージ(プロセス、フレームワーク、技法、ツール、教育コンテンツ)を提供します。
本セミナーでは、業務設計されたモデルがどのようにシステムに落ちていくかの流れをデモも交えながら勘所をご紹介します。

【開催日】

2010年4月22日(木)

【時間】

13:50~17:00 (13:30~開場)

【場所】

株式会社永和システムマネジメント 東京支社 会議室
〒110-0005 東京都台東区上野2-7-7 上野HSビル8階
地図はこちら

【参加費】

無料 (事前申込制)

【お申込み】

こちらから

【お問合せ先】

株式会社永和システムマネジメント
担当:羽根田
TEL:03-5818-7400

【プログラム】

● 13:50~14:00 セッション(0)
ご挨拶・趣旨説明

● 14:00~14:15 セッション(1)
「ソフトウェア開発ライフサイクルの概観」
株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター 加藤立朗

● 14:15~15:00 セッション(2)
「業務モデルの実装方法(仮)」
株式会社アークシステム 黒住幸光

● 15:10~15:55 セッション(3)
「業務アーキテクトの責務と効用」
株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター 加藤立朗

● 16:00~16:30 セッション(4)
「SDLCにおける astah* の活用方法」
株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター 天野勝

● 16:30~17:00 セッション(5)
「質疑応答」
質問や個別相談がある方はこの時間にどうぞ。

※状況によってセッション内容や時間が変更する事がございます。

メールマガジン(2010/02/04 第8号)

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        ESMコンサルティングセンター News           
                         2010/02/04  第8号 
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このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【連載】ソフトウェア開発における3つのプロセス[1]
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

最近のソフトウェア開発は、ひと時のように長期間にわたる大規模な開発案件
は珍しくなり、これに代わり短期間で中小規模の開発案件が主流となっていま
す。開発に従事する技術者も数名となり、なかには他の開発プロジェクトと兼
務しながら開発する例もあります。
このように小規模チームが短期間で開発作業を行わなければならない状況は、
プロジェクトマネジメントからの視点で見るならば、大規模開発とは違ったマ
ネジメントの難しさがあります。増してや開発するソフトウェアが複雑化し、
高い品質を要求されていればなおさらです。

プロジェクトマネジメントの歴史は、1917年米国ヘンリー・ガント氏が考案し
たガントチャート(バーチャート)から始まり、既に100年近い歴史を持っていま
す。ご存知のように、プロジェクトマネジメントの手法は、1950年以降飛躍的
に進み、PERT/CPM手法、アーンドバリューなど考案されました。このなか、
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)の策定により様々な業界で普及
しています。

ソフトウェア開発へのプロジェクトマネジメントの普及状況を見ると、業界全
体では必要性が認識され、様々な取り組みをしています。PMI(米国プロジェク
トマネジメント協会)が認定しているPMP資格の取得をはじめ、プロジェクトマ
ネージャの育成やPMO(Project Management Office)の設置など、組織上の取り
組みが多く見受けられます。しかしながら、冒頭であげたソフトウェア開発の
状況の変化のなか、他業界に見られるようなプロジェクトマネジメントへの取
り組み効果が得難いのは事実です。

プロジェクトマネジメントでは、次の2つのプロセスによってソフトウェアなど
の開発が進められています。
  ①マネジメントプロセス:開発プロジェクトをマネジメントするプロセス
  ②プロダクトプロセス:ソフトウェアを開発するプロセス
ソフトウェア開発プロジェクトにプロジェクトマネジメントを導入しようと、
この2つのプロセスを規定し、多くの開発プロジェクトに適用してきました。

なぜ、ソフトウェア開発プロジェクトでは効果が得難いのか、この理由のひと
つとしてソフトウェア開発にはもうひとつのプロセス、ソフトウェア開発の成
否を決めるほど重要にも関わらず、あまり意識されなかった「開発チームを動
かすプロセス」があることがわかりました。このプロセスを「オペレーション
プロセス」を名付けました。

情報化社会の発展により、ソフトウェアに対する要望が高度化・複雑になるに
つれ産官学を挙げてソフトウェアをいかに効率的に開発するか、さまざまな取
り組みが行われてきました。これからも行われるでしょう。

この連載ではこれらの取り組みとあわせて、新たな3つめのプロセス「オペレー
ションプロセス」を紹介します。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【ご案内】3社合同セミナーを開催します(2/25)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

株式会社ビーイング、ゴール・システム・コンサルティング株式会社、そして
株式会社永和システムマネジメントの3社合同にて、セミナーを開催します。

「TOC/CCPM」「チームファシリテーション」を紹介しながら、誰が何のために
どのような情報を見なければならないのか、そして「見える化」の次の一手と
して何をしなければならないかを解説します。

『チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く
  ~「見える化」による次の一手』
 日 時:2010年2月25日(木) 13:30~
 場 所:株式会社ビーイング 新宿オフィス セミナールーム
 参加費:無料

▼アジェンダ
1.「見える化」だけでは意味がない その次の一手とは?
2.プロジェクトの危険度を見える化し、先手で対策を打つ!
  ~クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント~
3.BeingManagement2の紹介
4.現場の見える化で、チーム力を向上させる
  ~チームファシリテーション~
5.まとめ

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/02/01/ccpm_pfseminar2/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【ご案内】プライベートセミナーを開催します(3/5)
 『企業価値につなげるアジャイル開発 2つの事例に学ぶアジャイル開発の勘所』
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

大規模、複雑化するソフトウェア開発の現場において、従来型のプロジェクト
運営だけでは、顧客の求める機能・品質・納期に応えるのが難しくなってきて
います。そこで、より俊敏でかつ柔軟なプロジェクト運営を実践するアジャイ
ルが注目を集めています。
これまで日本では一部の開発チームで試験運用されているイメージが強かった
アジャイルですが、様々なプロジェクトでの採用が急速に進み、実用段階に入
ろうとしています。今回のセミナーではウルシステムズ様をお招きして、基幹
システムにアジャイル開発を導入した事例と、弊社で実践している事例をご紹
介します。更に、パネルディスカッションを通して、両者の使い分けの勘所を
ご紹介します。

『企業価値につなげるアジャイル開発 2つの事例に学ぶアジャイル開発の勘所
  ~基幹システムと進化型システムではこう使い分けろ~』
 日 時:2010年3月5日(金) 13:45~
 場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社(上野、御徒町)
 参加費:無料

▼アジェンダ
セッション(0) 13:45~14:00
ご挨拶・趣旨説明

セッション(1) 14:00~14:45
「ビジネス価値につなげたアジャイル開発
  ~組織を成功に導く”ふつう”のシステム開発のご紹介~」
株式会社永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部 木下史彦

セッション(2) 14:50~15:35
「基幹系システム開発におけるアジャイル開発手法適用事例のご紹介
  ~成功のための4つのポイント~」
ウルシステムズ株式会社 シニアコンサルタント 一橋範哉

ブレイクタイム 15:35~16:00

セッション(3) 16:00~17:30
パネルディスカッション
「基幹システムと進化型システムのアジャイルに学ぶ、
  アプローチの違いとその狙い」
モデレーター:
株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター 天野勝
パネラー:
ウルシステムズ株式会社 一橋範哉
株式会社永和システムマネジメント 木下史彦

▼詳細情報およびお申込みはコチラ↓
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/02/03/private_seminar6/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
◆  ご意見・ご感想は、このメールに返信ください。
◆  配信解除は件名「配信解除」にてこのメールに返信ください。
    アドレス変更は件名「アドレス変更」、本文に配信希望メールアドレスを
    記載の上、このメールに返信ください。
◆  免責事項・個人情報保護方針はコチラを参照ください。
    http://www.esm.co.jp/terms/index.html
◆  発行:株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター
    〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F
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プライベートセミナー『企業価値につなげるアジャイル開発 2つの事例に学ぶアジャイル開発の勘所』(3/5)

【企業価値につなげるアジャイル開発
 2つの事例に学ぶアジャイル開発の勘所
 ~基幹システムと進化型システムではこう使い分けろ~】

ウルシステムズ様をお招きして、基幹システムにアジャイル開発を導入した事例と、弊社で実践している事例をご紹介します。更に、パネルディスカッションを通して、両者の使い分けの勘所をご紹介します。
ウルシステムズ様のセッションでは、Developers Summit 2010(デブサミ)でご紹介される事例から、デブサミセッションでは説明しきれないアジャイル開発の具体的なノウハウを深堀します。

【セミナータイトル】

企業価値につなげるアジャイル開発
2つの事例に学ぶアジャイル開発の勘所
 ~基幹システムと進化型システムではこう使い分けろ~

【概要】

ウルシステムズ様をお招きして、基幹システムにアジャイル開発を導入した事例と、弊社で実践している事例をご紹介します。更に、パネルディスカッションを通して、両者の使い分けの勘所をご紹介します。
ウルシステムズ様のセッションでは、Developers Summit 2010(デブサミ)でご紹介される事例から、デブサミセッションでは説明しきれないアジャイル開発の具体的なノウハウを深堀します。

【背景】

大規模、複雑化するソフトウェア開発の現場において、従来型のプロジェクト運営だけでは、顧客の求める機能・品質・納期に応えるのが難しくなってきています。そこで、より俊敏でかつ柔軟なプロジェクト運営を実践するアジャイルが注目を集めています。
これまで、日本では一部の開発チームで試験運用されているイメージが強かったアジャイルですが、様々なプロジェクトでの採用が急速に進み、実用段階に入ろうとしています。

【開催日】

2010年3月5日(金)

【時間】

13:45~17:30 (13:30~開場)

【場所】

株式会社永和システムマネジメント 東京支社 会議室
〒110-0005 東京都台東区上野2-7-7 上野HSビル8階
地図はこちら

【参加費】

無料 (事前申込制)

【お申込み】

定員となったため、お申込み受付を終了させていただきました。

【お問合せ先】

株式会社永和システムマネジメント
担当:羽根田
TEL:03-5818-7400

【プログラム】

●セッション(0) 13:45~14:00
ご挨拶・趣旨説明

●セッション(1) 14:00~14:45
「ビジネス価値につなげたアジャイル開発 ~組織を成功に導く”ふつう”のシステム開発のご紹介~」
株式会社永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部 木下史彦
講演概要:
Rubyを使ったアジャイルなシステム開発の取り組みを、これまでの実績や現在進行形のプロジェクトの事例をベースにお話しします。私達が考える”ふつう”のシステム開発をご紹介します。

●セッション(2) 14:50~15:35
「基幹系システム開発におけるアジャイル開発手法適用事例のご紹介~成功のための4つのポイント~」
ウルシステムズ株式会社 シニアコンサルタント 一橋範哉
講演概要:
製造業基幹系システムの構築の事例をご紹介し、ビジネスと結びつきの強い硬派な業務システム開発に対して、アジャイル開発手法を適用し成功に導くために必要な取組みをお話します。

●ブレイクタイム 15:35~16:00
お菓子や飲み物を囲んでちょっとブレイク。
長丁場のパネルディスカッションの前に鋭気を養ってください。

●セッション(3) 16:00~17:30
パネルディスカッション
「基幹システムと進化型システムのアジャイルに学ぶ、アプローチの違いとその狙い」
モデレーター:
株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター 天野勝
パネラー:
ウルシステムズ株式会社 一橋範哉
株式会社永和システムマネジメント 木下史彦
パネル概要:
基幹システムと進化型システム、根底では同じアジャイル開発を行っていますが、そのアプローチは違っています。実施したプラクティス等の違いによる基幹システム開発と進化型システムのアジャイルの導入ポイントを探ります。

※状況によって内容、時間が変更する事がございます。

ご好評につき、3社合同セミナーを再度開催します(2/25)

【「見える化」による次の一手
チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く】

「TOC/CCPM」「チームファシリテーション」を紹介しながら、誰が何のためにどのような情報を見なければならないのか、そして「見える化」の次の一手として何をしなければならないかを解説いたします。

【セミナータイトル】

「見える化」による次の一手
チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く

【概要】

「TOC/CCPM」「チームファシリテーション」を紹介しながら、誰が何のためにどのような情報を見なければならないのか、そして「見える化」の次の一手として何をしなければならないかを解説いたします。

【開催日】

2010年2月25日(木)

【時間】

13時30分~17時00分

【場所】

株式会社ビーイング 東京オフィス セミナールーム
地図はこちら

【参加費】

無料(事前申込制)

【対象】

ソフト開発の責任者

【パンフレット】

パンフレットはこちら

【アジェンダ】

1. 「見える化」だけでは意味がない その次の一手とは?
2. プロジェクトの危険度を見える化し、先手で対策を打つ!   
  ~クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント~
3. BeingManagement2の紹介
4. 現場の見える化で、チーム力を向上させる   
  ~チームファシリテーション~
5. まとめ

【お問合せ先】

sales@esm.co.jp
担当:羽根田

【主催】

株式会社永和システムマネジメント
株式会社ビーイング
ゴール・システム・コンサルティング株式会社

メールマガジン(2010/01/12 第7号)

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        ESMコンサルティングセンター News           
                         2010/01/12  第7号 
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このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

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 【レポート】社内プロジェクトファシリテーションコミュニティ立上げイベント
 「プロジェクトファシリテーションのはじめ方~現場力を高める見える化手法~」
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

12月某日、弊社が開発現場改善コンサルティングを実施しているお客様にて、
社内コミュニティの立上げイベントを行いました。現場改善では、組織レベル
に自律的な改善サイクルを定着させる手段として、社内コミュニティを構築す
ることがよくあります。横展開やより推進していくためには、自分達で考え、
お互いの気づきを共有する場が有効だからです。今回は、その立上げイベント
の様子をセミナーレポートとしてお届けします。

<<お客様プロフィール>>
・お客様概要
  メーカーのソフトウェア開発部門
・コンサルティング目的
  ソフトウェア製品の品質向上
  →チーム力(現場力)の向上
   →プロジェクトファシリテーションの導入
・コンサルティング対象
  社内推進部署
・立上げイベント参加者
  20数名

立上げイベントは、以下のように進められました。
・コミュニティ趣旨説明(お客様)
・講演(平鍋)
・ワークショップ(天野)
・PF事例紹介(お客様)
・気づきの共有(天野&平鍋)

●開発プロセス/技術だけでは足りない、チーム力にフォーカスした強化施策を
コミュニティ趣旨説明では、推進部署のキーマンから、これまで開発プロセス
と技術にフォーカスした施策を行ってきたがそれだけではプロジェクトを成功
に導くには限界が来ていることが告げられました。プロジェクトが複雑化、巨
大化していく昨今では、人と人のコミュニケーションの精度が重要であり、コ
ミュニティを立ち上げることで現場にパワーが出るような仕組みを作りたい、
という意気込みが参加者に伝えられました。

●現場の見える化でコミュニケーションのバンド幅を広げよう
冒頭の趣旨説明を受けて、平鍋からプロジェクトファシリテーション(以降、PF)
の目的、基本的な活動の紹介を行いました。
最初に、「ソフトウェア開発において、始めるときに要求が固まっていること
は少ないのでは?」と参加者に問いかけました。やり始めてみてから気づく仕
様変更、外部環境によるターゲットの変化などは、当たり前のように発生しま
す。このような状況で仕事を進めていくには、今やっていることや困っている
ことを見えるようにすることが求められます。良い計画を立てても、現状が見
えなければ計画通りに進んでいるかどうかわからないし、そもそも変更を前提
にしておくことが重要である、と提言しました。その核となる仕組みが、プロ
ジェクトの見える化です。ではどのように見える化すればよいのか、それは、
チームにおいて野球のスコアボードのようなものを作る事である、と紹介しま
した。その心は、最新の正の情報が、一箇所に集約されていることにあります。
また、まずはアナログで始めることを勧めました。アナログの方が、見える化
された情報から感覚的に危機感を察知することができ、更には誰でも見たいと
きにすぐに見ることができるからです。感覚的に察知する方が、人間の本能に
働きかけやすく、解決行動が誘発されやすい。これに対し、サーバに最新の情
報をあげておいても、最新かどうかわからない上、見たいときにすぐに見れな
いことが多いと紹介しました。
具体的な例として、タスクボード・朝会・ふりかえりを紹介し、最後に、「コ
ミュニケーションのバンド幅を広げよう」と締めくくりました。

●ワークショップで、実践するきっかけを作ろう
ワークショップでは、天野から、実際にどのように現場で運用していけばよい
のかをタスクボードを例に実践的な演習を行いました。PFで紹介されている見
える化はどれも簡単に始められそうでいて、実際のところ実践するまでの一歩
が踏み出せないという状況がよく見られるため、その課題を解決するために、
ワークショップの中で現場ですべきことを一通り体験して、その気づきを現場
に持って帰って、始めやすくしたいという狙いがありました。
1チーム4名にわかれ、「イベントを開催する」というお題で、そのためのタス
クを洗い出し計画するということを行いました。その中でファシリテーション
技術、タスクの切り出し方、タスク見積もりの合意方法、タイムボックスの考
え方等、実践的なテクニックが紹介されました。
参加者からは、
 ・チームが主体的に動くためのエッセンスがあった。やらされ感の軽減につながる。
 ・文書化されない細かいズレをなくせそう、共通認識を作りやすい、作業漏れが減りそう。
 ・属人化対策になりそう。
 ・一緒にタスクを切り出すことで若手育成につながる。
等の声が寄せられました。
また、良いタスクの基準としてSMARTを紹介した。
 S Specific  イメージできるくらい具体的であること
 M Meacurable 計測・見積もりができること
 A Achievable 達成可能であること
 R Relevant  上位タスク(目的)に寄与すること
 T Timeboxed  締め切りを区切る事ができる
まずは、やり始めて気づきをキャッチしてやり方を変えていく柔軟性が重要で
ある、と締めくくりました。

この後、PF事例紹介や、気づきの共有を行いました。こちらの様子はブログに
てご紹介しております。立上げイベントの目標が達成された過程を、ぜひご覧
ください!
https://sec.tky.esm.co.jp/2010/01/12/event_report1/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【ご案内】『企業改革からIT構築までの見える化事例大集合』セミナー(1/27)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

今、企業の業務やシステムの「見える化」が注目されています。
しかし、単に「見える化」をするだけでは何の効果も得られなかったという声
をよくうかがいます。
本セミナーでは、以下のような3つの場面での具体的事例をご紹介し、「価値
をもたらす見える化」とは何かについてご来場いただいた皆様とともに考えて
まいります。

「IT企業改革での見える化」
「ソフトウェアの見える化」
「システム開発段階の見える化」

皆様にとっての本当のビジネス価値を持った「見える化」はどんなものかを見
極めてみませんか?

『企業改革からIT構築までの見える化事例大集合』
 日 時:2010年1月27日(水) 18:00~21:00
 場 所:大手町サンケイプラザ 301号室
 参加費:無料
 主 催:匠Sytle、匠BusinessPlace、匠Lab
 共 催:株式会社永和システムマネジメント、株式会社チェンジビジョン

<<プログラム>>
●18:00~18:30:企業改革での見える化事例
「ビジネス改革における見える化(モデリング)のポイント」
 株式会社匠BusinessPlace 代表取締役 萩本順三

●18:30~19:00:ソフトウェアの見える化事例
「ソフトウェア開発に役立つビジュアル思考~マインドマップ/UMLを現場で有効活用しよう~」
 株式会社チェンジビジョン 代表取締役 平鍋健児

●19:00~19:30:IT構築での見える化事例
「ビジネス価値につなげたアジャイル開発」
 株式会社永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部 木下史彦

●19:30~19:40:休憩

●19:40~20:45:パネルディスカッション
「ユーザー視点からみた見える化するメリットとビジネス価値の関係」
 *パネラ
 東京海上日動システムズ株式会社 商品・プロセスソリューション本部
   契約データデザイン部 ソリューションプロデューサ 佐藤元紀様
 株式会社匠Business Place 取締役CTO 細川努
 株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長 平鍋健児
 株式会社永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部
   アジャイルコンサルタント兼マネージャ 木下史彦
*モデレータ
 株式会社匠BusinessPlace 代表取締役社長 萩本順三

●20:45~21:00:質疑応答

▼詳細情報およびお申込みはコチラ
https://sec.tky.esm.co.jp/2009/12/24/private_seminar5/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
◆  ご意見・ご感想は、このメールに返信ください。
◆  配信解除は件名「配信解除」にてこのメールに返信ください。
    アドレス変更は件名「アドレス変更」、本文に配信希望メールアドレスを
    記載の上、このメールに返信ください。
◆  免責事項・個人情報保護方針はコチラを参照ください。
    http://www.esm.co.jp/terms/index.html
◆  発行:株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター
    〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7番7号上野HSビル8F
    http://www.esm.co.jp/
Copyright (c)2009-2010 Eiwa System Management, Inc. All Rights Reserved.

メールマガジン(2009/12/28 第6号)

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        ESMコンサルティングセンター News           
                         2009/12/28  第6号 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【連載】人材育成、講師の視点から[2]
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

こんにちは、天野勝です。
私は、コンサルタントという職業がら、人にものを教える「講師」という仕事
をすることが多いです。現場カイゼンの導入教育や、C言語でのテスト駆動開発
と、かなり多岐に渡っています。

この連載では「講師」をしていて気づいたことを私の視点で発信していきます。

■「可視化」と「見える化」
ソフトウェア開発の現場にプロジェクトファシリテーション[*1]流のカイゼン
を導入するという教育を行うことがあります。この教育の主要なテーマに「見
える化」があります。ここでは「見える化」を、異常を見えるようにし、行動
を誘発する仕組み、および活動のこと、と定義しています。
「見える化」に近い言葉に「可視化」があります。「可視化」は見えないもの
を見えるようにすることであり、「見える化」はさらにその次のステップにな
ります。何でもかんでもただたんに見えればよいというのではなく、行動を誘
発することまで含んで「見える化」なのです。

■失敗する「見える化」
「見える化」という単語は親しみやすいせいか、多くの場所で実際に取り組ま
れています。が、全てが上手くいっているというわけではありません。失敗例
を分析すると、失敗の主な原因に次の4つの特徴が見られます。
・色々見えるようになったが、何を見ればよいか分からない
・見えるようにするのに精一杯で、活用できない
・データの入力をさせられるが、どこにそのデータが活用されているか不明
・正しいデータが上司に分かると、怒られそうだから嘘のデータを入力する

■成功する「見える化」
「見える化」の成功例には次の3つの特徴が見られます。
・注目すべき事項の異常、および異常への傾向が分かる
・仕事を進める上での仕組みと連動している
・異常を解決することが自分達の仕事の成功に結びついている

ソフトウェア開発では、タスクボード(ソフトウェアかんばん)がこの「見える
化」の好例です。
ただし、タスクボードもタスクをボードに貼っただけで、仕事の進め方と連動
しなければ効果は薄いです。進捗の遅れが分かっても、それをチームで自律的
にリカバーしようと行動を起こさずに、他人事とそ知らぬふりをしていたら、
それはただの共有ToDoボードでしかなく、まして進捗の遅れが見えるたびに、
上司に怒られるような環境では、まったくもって効果は期待できません。

■「見える化」のその次
「可視化」⇒「見える化」とステップアップしたその次には何が来るでしょう
か?
私は、「よい文化」を次に置いています。
目標に向かって互いが尊重し合い、互いを高めあう、そんな風土ができあがる
のです。
ぜひ皆さんも、「見える化」のその次を考えて、「見える化」に取り組んでみ
てはいかがでしょうか。

[*1] プロジェクトファシリテーション
     http://ObjectClub.jp/community/pf/

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【ご案内】『企業改革からIT構築までの見える化事例大集合』セミナー(1/27)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

今、企業の業務やシステムの「見える化」が注目されています。
しかし、単に「見える化」をするだけでは何の効果も得られなかったという声
をよくうかがいます。
本セミナーでは、以下のような3つの場面での具体的事例をご紹介し、「価値
をもたらす見える化」とは何かについてご来場いただいた皆様とともに考えて
まいります。

「IT企業改革での見える化」
「ソフトウェアの見える化」
「システム開発段階の見える化」

皆様にとっての本当のビジネス価値を持った「見える化」はどんなものかを見
極めてみませんか?

『企業改革からIT構築までの見える化事例大集合』
 日 時:2010年1月27日(水) 18:00~21:00
 場 所:大手町サンケイプラザ 301号室
 参加費:無料
 主 催:匠Sytle、匠BusinessPlace、匠Lab
 共 催:株式会社永和システムマネジメント、株式会社チェンジビジョン

▼詳細情報およびお申込みはコチラ
https://sec.tky.esm.co.jp/2009/12/24/private_seminar5/

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Copyright (c)2009 Eiwa System Management, Inc. All Rights Reserved.

メールマガジン(2009/12/02 第5号)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
                                   
        ESMコンサルティングセンター News           
                         2009/12/02  第5号 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

このメールは、株式会社永和システムマネジメント社員と名刺交換をさせて頂
いた方に送付しています。今後このようなメールが不要な方は、末尾の案内を
参考に解除依頼をお送りください。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇
 【レポート】3社合同セミナーを開催しました。
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

11月12日、『チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く』
と題し、ゴール・システム・コンサルティング株式会社、株式会社ビーイング、
株式会社永和システムマネジメントの3社による合同セミナーを開催しました。

「TOC/CCPM」「チームファシリテーション」を紹介しながら、誰が何のために
どのような情報を見なければならないのか、そして「見える化」の次の一手と
して何をしなければならないかを解説した本セミナーのレポートを公開しまし
た。参加者アンケートでも大変ご好評をいただいた本セミナーの様子を、ぜひ
ご覧ください。

▼セミナーレポート
https://sec.tky.esm.co.jp/2009/12/01/seminar_report1/

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 【ご案内】プライベートセミナーを開催します。(12/17)
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇

ご好評につき、再度開催します!

プロジェクトの成功とは、システムの発注側にとってのビジネス価値に貢献で
きるシステムを提供できた場合に成功だと考える事ができます。
しかし、近年は要件の複雑化や短納期化により、プログラミング言語やミドル
ウェア等の技術力だけでは達成が困難になっており、それを支えるプロジェク
トの進め方をより効率化する必要性が高まっています。
また、プロジェクトの進め方といっても、プロジェクトマネジメント、開発プ
ロセス、顧客とのコミュニケーション、チームビルディングなど様々な要素が
必要になっており、各現場でどう取り組むべきか困惑している状況が続いてい
ます。
今回のセミナーでは、プロジェクトの進め方を開発チームの運営の手法と捉え、
現場で必要な取り組みと、その取り組みをうまく実践する秘訣と事例紹介を行
います。

『プロジェクトを成功に導くチーム運営術~高い顧客満足度を得る秘訣とは~』
 日 時:2009年12月17日(木) 14:20~
 場 所:株式会社永和システムマネジメント 東京支社(上野、御徒町)
 参加費:無料

▼詳細情報およびお申込みはコチラ
https://sec.tky.esm.co.jp/2009/11/17/private_seminar4/

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イベントレポート『プロジェクトファシリテーションのはじめ方~現場力を高める見える化手法~』

12月某日、弊社が開発現場改善コンサルティングを実施しているお客様にて、
社内コミュニティの立上げイベントを行いました。現場改善では、組織レベル
に自律的な改善サイクルを定着させる手段として、社内コミュニティを構築す
ることがよくあります。横展開やより推進していくためには、自分達で考え、
お互いの気づきを共有する場が有効だからです。今回は、その立上げイベント
の様子をセミナーレポートとしてお届けします。

12月某日、弊社が開発現場改善コンサルティングを実施しているお客様にて、
社内コミュニティの立上げイベントを行いました。現場改善では、組織レベル
に自律的な改善サイクルを定着させる手段として、社内コミュニティを構築す
ることがよくあります。横展開やより推進していくためには、自分達で考え、
お互いの気づきを共有する場が有効だからです。今回は、その立上げイベント
の様子をセミナーレポートとしてお届けします。

<<お客様プロフィール>>
・お客様概要
  メーカーのソフトウェア開発部門
・コンサルティング目的
  ソフトウェア製品の品質向上
  →チーム力(現場力)の向上
   →プロジェクトファシリテーションの導入
・コンサルティング対象
  社内推進部署
・立上げイベント参加者
  20数名

立上げイベントは、以下のように進められました。
・コミュニティ趣旨説明(お客様)
・講演(平鍋)
・ワークショップ(天野)
・PF事例紹介(お客様)
・気づきの共有(天野&平鍋)

●開発プロセス/技術だけでは足りない、チーム力にフォーカスした強化施策を
コミュニティ趣旨説明では、推進部署のキーマンから、これまで開発プロセス
と技術にフォーカスした施策を行ってきたがそれだけではプロジェクトを成功
に導くには限界が来ていることが告げられました。プロジェクトが複雑化、巨
大化していく昨今では、人と人のコミュニケーションの精度が重要であり、コ
ミュニティを立ち上げることで現場にパワーが出るような仕組みを作りたい、
という意気込みが参加者に伝えられました。

●現場の見える化でコミュニケーションのバンド幅を広げよう
冒頭の趣旨説明を受けて、平鍋からプロジェクトファシリテーション(以降、PF)
の目的、基本的な活動の紹介を行いました。
最初に、「ソフトウェア開発において、始めるときに要求が固まっていること
は少ないのでは?」と参加者に問いかけました。やり始めてみてから気づく仕
様変更、外部環境によるターゲットの変化などは、当たり前のように発生しま
す。このような状況で仕事を進めていくには、今やっていることや困っている
ことを見えるようにすることが求められます。良い計画を立てても、現状が見
えなければ計画通りに進んでいるかどうかわからないし、そもそも変更を前提
にしておくことが重要である、と提言しました。その核となる仕組みが、プロ
ジェクトの見える化です。ではどのように見える化すればよいのか、それは、
チームにおいて野球のスコアボードのようなものを作る事である、と紹介しま
した。その心は、最新の正の情報が、一箇所に集約されていることにあります。
また、まずはアナログで始めることを勧めました。アナログの方が、見える化
された情報から感覚的に危機感を察知することができ、更には誰でも見たいと
きにすぐに見ることができるからです。感覚的に察知する方が、人間の本能に
働きかけやすく、解決行動が誘発されやすい。これに対し、サーバに最新の情
報をあげておいても、最新かどうかわからない上、見たいときにすぐに見れな
いことが多いと紹介しました。
具体的な例として、タスクボード・朝会・ふりかえりを紹介し、最後に、「コ
ミュニケーションのバンド幅を広げよう」と締めくくりました。

●ワークショップで、実践するきっかけを作ろう
ワークショップでは、天野から、実際にどのように現場で運用していけばよい
のかをタスクボードを例に実践的な演習を行いました。PFで紹介されている見
える化はどれも簡単に始められそうでいて、実際のところ実践するまでの一歩
が踏み出せないという状況がよく見られるため、その課題を解決するために、
ワークショップの中で現場ですべきことを一通り体験して、その気づきを現場
に持って帰って、始めやすくしたいという狙いがありました。
1チーム4名にわかれ、「イベントを開催する」というお題で、そのためのタス
クを洗い出し計画するということを行いました。その中でファシリテーション
技術、タスクの切り出し方、タスク見積もりの合意方法、タイムボックスの考
え方等、実践的なテクニックが紹介されました。
参加者からは、
 ・チームが主体的に動くためのエッセンスがあった。やらされ感の軽減につながる。
 ・文書化されない細かいズレをなくせそう、共通認識を作りやすい、作業漏れが減りそう。
 ・属人化対策になりそう。
 ・一緒にタスクを切り出すことで若手育成につながる。
等の声が寄せられました。
また、良いタスクの基準としてSMARTを紹介した。
 S Specific  イメージできるくらい具体的であること
 M Meacurable 計測・見積もりができること
 A Achievable 達成可能であること
 R Relevant  上位タスク(目的)に寄与すること
 T Timeboxed  締め切りを区切る事ができる
まずは、やり始めて気づきをキャッチしてやり方を変えていく柔軟性が重要で
ある、と締めくくりました。

●既にやり始めているところはある!
PF事例紹介では、お客様内でPFを実践しているプロジェクトの生の声が提供さ
れました。タスクボードを導入した例では、当初は一定の成果が見込まれたが
最終的には形骸化し、中止することになった事が紹介されました。その原因と
しては、ふりかえってみると何かしら続けることに無理があったのではないか
とので、何が無理なのかを考え、最低限知りたいことに絞って見える化を再度
やってみようと思う、と今後の進め方が紹介されました。

●今日の気づきを現場に持ち帰るために
気づきの共有では、事例を聞いて感じたことをテーブル毎に共有しました。ど
のテーブルでも、さまざまな意見が交換されました。(以下、一例)
 ・みんながそれをやりたいと思っていない、なぜだろう?
  →その解決策は、現場によっても違うし、人によっても違う
  →管理している人のための物となっているのでは、やる人の嬉しさがあまりなかった
  →目的の合意が必要だったが、目的の合意を先に作るのは結構難しい
   →概念的な話となるため、やってみて必要だから導入する、というサイクルが必要
 ・定期的な報告が義務付けられているが、報告をあげても解決してくれない
  →やっても意味がないので、やりたくなくなる
 ・タスクを書くことが難しそう
 ・タスクを移動していくのが面倒臭そう
 ・会社が違うとやり方も違って、独自でやることが許されるのか?
その気づきを代表者が発表しました。(以下、一例)
 ・やっぱり、担当者も管理者もみんなのために嬉しくないと駄目だな、と痛感した
 ・タスクボードを導入している。タスクが徐々に右に動いていくのは気持ちがいい
 ・作っている製品でユーザを嬉しくするためには、作っている人が嬉しくないとい
  い製品が作れないのではないか、と思っている。

●見える化ツールは手段のひとつにすぎない
立上げイベントを終了して、参加者の中には、「今回の見える化ツールは手段
のひとつであって、自分達の現場をより良くするには、課題を見極めて、適し
た手段を編み出す必要がある」と本質的な議論がされていました。コンサルタ
ントとしては、「よく気づいてくれました」という感想を持ちました。立上げ
イベントの目標は達成され、非常に有意義な時間を提供できたと感じています。

『企業改革からIT構築までの見える化事例大集合』セミナー

【企業改革からIT構築までの見える化事例大集合】

今、企業の業務やシステムの「見える化」が注目されています。
しかし、単に「見える化」をするだけでは何の効果も得られなかったという声をよくうかがいます。
本セミナーでは、以下のような3つの場面での具体的事例をご紹介し、「価値をもたらす見える化」とは何かについてご来場いただいた皆様とともに考えてまいります。

「IT企業改革での見える化」
「ソフトウェアの見える化」
「システム開発段階の見える化」

皆様にとっての本当のビジネス価値を持った「見える化」はどんなものかを見極めてみませんか?

【セミナータイトル】

企業改革からIT構築までの見える化事例大集合

【概要】

今、企業の業務やシステムの「見える化」が注目されています。
しかし、単に「見える化」をするだけでは何の効果も得られなかったという声をよくうかがいます。
本セミナーでは、以下のような3つの場面での具体的事例をご紹介し、「価値をもたらす見える化」とは何かについてご来場いただいた皆様とともに考えてまいります。

「IT企業改革での見える化」
「ソフトウェアの見える化」
「システム開発段階の見える化」

皆様にとっての本当のビジネス価値を持った「見える化」はどんなものかを見極めてみませんか?

【開催日】

2010年1月27日(水)

【時間】

18:00~21:00 (17:45~ 開場)

【場所】

大手町サンケイプラザ 301号室
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2
地図はこちら

【参加費】

無料(事前申込制)

【お申込み】

こちらから

【お問合せ先】

株式会社永和システムマネジメント
担当:羽根田
TEL:03-5818-7400

【セミナー内容】

こちらから

セミナーレポート『チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く』

2009年11月12日(木)、『チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く』セミナー( 主催:株式会社ビーイング、共催:ゴール・システム・コンサルティング株式会社 、株式会社永和システムマネジメント )が開催されました。その中で行われた3つの講演セッションと、1つのデモンストレーションの模様を、セミナーレポートとしてお届けします。

2009年11月12日(木)、『チームを動かし「揺らぐ」ソフト開発プロジェクトをゴールへ導く』セミナー( 主催:株式会社ビーイング 共催:ゴール・システム・コンサルティング株式会社 、株式会社永和システムマネジメント )が開催されました。その中で行われた3つの講演セッションと、1つのデモンストレーションの模様を、セミナーレポートとしてお届けします。

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セミナーでは、弊社の加藤立朗、ゴールシステムコンサルティングの西原氏、ビーイングの工藤氏、そして弊社の天野勝の4名が講演を行った。

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最初のセッションでは、永和システムマネジメントの加藤が講演した。システム開発の発展の歴史と共に注目されてきた技法、方法論の変遷を説明すると共に、今もなおプロジェクトの成功率は高くないことを説明した。

さらに、開発現場の見える化によって、管理者層・現場層がそれぞれの立場で同じ目的に対して次の一手が打てるようにしなければならない、という問題提起を行うとともに、オペレーション・プロセスの必要性を提案した。

これまでは、マネジメント・プロセス(MP)、プロダクト・プロセス(PP)だけでは、なかなかうまくいかなかった。その2つで現場を管理しようとしても、開発チームとの連携がうまくいかず、経営層から現場の進捗が見えない、経営層の方針が現場になかなか浸透しない、などの課題があった。チームをうまく動かす仕組み、マネジメントと連携させる仕組み、プロジェクトの状況を把握する仕組みが無かったことを説明した。そこで、オペレーション・プロセスの必要性とともに、具体的な知識体系として、チームファシリテーションを提案した。
そして、プロジェクトとチームの状況は見え始めてきている、それを更にレベルアップさせるために体系的な見える化とリズムの導入、次の一手として、顕在化した問題に対してアクションを提供するTOC/CCPMの位置づけを紹介し、締めくくった。

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西原氏は、プロジェクトのPDCAそれぞれのフェーズでの問題点を指摘した。特に、計画時点でタスクを見積もる際に、各ステークホルダーが「嘘」を付き合っていることを指摘し、タスクを見積もることの難しさと、そこに「サバ」入り込んでしまう人間の心理的な側面に言及した。このようなタスクの進捗管理ではなく、TOC/CCPMではバッファによる進捗管理を行うことを紹介した。

このバッファ管理により、管理者の負担が減るだけではなく、そこで働く人が嘘をついて保身する必要がなくなることなどのメリットを得ることができる。そして、正しい情報を得られるようになることで、次の一手を生み出すベースとなることを解説した。

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工藤氏は、TOC/CCPMを実現するツール(Being Management2)のデモンストレーションを行った。Being Management2は、TOC/CCPMの最大の特徴であるバッファ管理を行いやすくする機能が搭載されており、このツールを使う様々な役割の人に向けた多様な視点も提供する。

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天野は、チームファシリテーションを導入している開発現場の事例を紹介した。チームファシリテーションの要となる、見える化の定義を「異常を見えるようにし、行動を誘発するための仕組み、および活動」とし、それを実現するためには、リズムや、プランニング、朝会、ふりかえり、タスクボードといった基本ツールが重要であることを述べた。

また、タスクボードを導入して、効果がでるチームと、その反対に前よりも悪くなってしまうチームの違いに言及した。見える化が単なる意思決定者の情報収集ツールにとどまっているチームは悪い効果が出やすく、開発現場の人々のカイゼンツールになっているチームは高い効果が出るということを経験的に発見したそうである。カイゼンツールとして使っているチームには、PDSAという学習サイクルがあり、チームとしての学習スピードが速いとのことである。